受験で世界史を使う高校生の皆さん、こんにちは!
今回は、現役史学科大学生の僕が、高校時代に実践した世界史の勉強法について紹介します!
世界史は、かなり好き嫌いが分かれる教科ですよね。
みなさんは、世界史好きですか?
今回は、受験生の皆さんが少しでも効率的かつ楽しく世界史の勉強をする方法を記事にしていきます!
まず揃えておきたいもの
勉強法をお伝えする前に、勉強に必要なものをリストアップしてみました!
僕はこの5つのアイテムを使い、MARCH大学群のどこか(大学名は言えねぇ笑)に現役合格することができました!
まず、資料集なのですが、年表・写真・図が多く知識のインプットには最適です。
次に、問題集です。
問題集は、教科書・資料集で得た知識をアウトプットする際に使用します。
世界史の勉強では、インプット→アウトプットのサイクルを回すことが非常に大切です。
また、問題集といってもなんでもいいわけではありません。
僕のおすすめは、穴埋め問題が付いている問題集です。
穴埋め問題があると、用語を書く作業が追加され、知識の定着効率が良くなります。
漢字・カタカナの間違いが減少することもメリットです。
また、出来事全体の流れを掴みやすくなることが最大の利点です。
そして、用語集です。
用語集は世界史の辞書的な存在です。
過去問でしか登場しない細かい知識を確認したり、自身の曖昧な知識を修正してくれるアイテムです。
疑問に感じた出来事・人物・用語は積極的に、用語集で調べましょう!
ここからは、具体的なおすすめ参考書を紹介していきます。
教科書
まずは、教科書です。
教科書は、出来事の流れを掴んだり、細かい知識を確認する際には、必須のアイテムです。
役割は資料集と同じですが、より大まかに全体の流れを確認したい場合に適しています。
詳細世界史(山川出版社)
学校で使用している方も多いと思いますが、教科書はこれ一択です!
シンプルなデザインが特徴で、基本的な知識を網羅しています。
出来事の大まかな流れを確認する際には、うってつけのアイテムです。
ただ、教科書に関しては学校で購入されて方が多いと思うので、それを使用して頂ければ問題ないです!
資料集
基本的な役割は教科書と同じですが、資料集には年表・写真・図が多く知識のインプットには最適です。
マイナーな知識を確認する際は資料集を使用しましょう。
歴史好きにとっては、資料集を眺めるだけで面白いです笑
世界史詳覧(帝国書院)
資料集にも種類があると思いますが、僕が高校時代に使用していたものを紹介します。
資料集に関しても、学校で購入した方が多いと思うので、それを使用すれば問題ありません。
問題集
次は、問題集の紹介です。
おそらく、問題集選びに迷う方が一番多いと思います。
基本的に、問題集を何冊も購入する必要はありません。それよか、問題集を絞って解くほうが効率が良いからです。
問題集をある程度やり込んでしまったら、過去問演習に移行することをおすすめします。
また、問題集は穴埋め問題があるものを選びましょう。
用語を書く作業+文章を読む作業が追加されるため、内容が定着しているのか細かく確認することができます。
とりあえず、僕が使用していた問題集は以下の2冊になります。
30日完成スピードマスター世界史問題集
まず、おすすめなのがスピードマスター世界史問題集です。
この問題集も山川出版社が出版しています。
特徴は、問題の多くが穴埋め問題で構成されていることです。
また、重要な内容がコンパクトにまとまっているため、
「問題集がすべて終わらなかった(´;ω;`)」
みたいなことになりにくいです。
また、コンパクトにまとまっていながらも、MARCHレベルの合格を目指すのに最適な一冊となっています。
「問題集は買うけど、分厚くて終わらん」
みたいな方にはおすすめしたいです。
関東難関私大世界史問題集
この問題集は、早慶MARCHなど関東地方の有名私立大学の過去問をまとめたものとなっています。
ただまとめているだけではなく、問題ごとに通史・地域史・各国史・テーマ史・論述問題に分類されているもの良い点です。
スピードマスターと異なる点は、過去問をベースとしているため、より細かい知識の定着に役立ちます。
穴埋め問題以外の形式に慣れることができることができるのもポイントです。
特に、文章の正誤を答える問題では細かい知識が問われることも多いため、その対策にはもってこいだと思います。
この問題集もやり込んでしまったら、過去問に移って問題ないと思います。
用語集
用語集は、世界史の辞書みたいなものです。
用語集は、細かい知識の整理に優れています。
例えば、複数存在するパリ条約の内容を年号ごとに確認する、なんてことができます。
世界史は、複数の知識を混同してしまうことがありますが、用語集がそれを修正してくれます。
山川世界史用語集
用語集に関しては、山川出版社のものが一番いいと思います。
細かい用語まで解説されているため、知識の整理と確認にはもってこいの一冊です。
難関大学で出題されるような知識も必ず用語集に載っているため、積極的に活用しましょう。
一問一答問題集
一問一答形式の問題集は、必ずしも必須ではないのですが簡単に知識の定着度合いを確認するのに適しています。
試験の休憩時間や通学途中など、すきま時間に使用しましょう。
山川世界史一問一答問題集
一問一答問題集も、山川出版社のものが一番良いと思います。
赤シートが付いているため、使いやすいです。
具体的な勉強法について
ここまで参考書について話してきました。
ここからは、具体的な勉強法についてお伝えします。
最初にお伝えしておきたい注意点としては、勉強法は人それぞれということです。
勉強法に正解はないので、自分にとって最適な勉強法を見つけだしましょう。
今回紹介する方法は、僕が高校時代に行なっていたものですが、少しでも参考になると幸いです。
具体的な勉強法
- 何も見ないで問題集を解いて、丸付けをする。
- わからなかった・間違えた問題を中心に、教科書・資料集・用語集で知識の確認をする。
- 重要そう・混同しそうな知識は、ノートに整理する or 声に出して説明してみる。
- また、1~4のプロセスを繰り返す。
1.問題を解いて丸付けをする
とりあえず、問題を解いてみましょう。
ここで大事なのは、何も見ないで自力で問題を解くことです。
この段階では、わかっていることとわからないことを洗い出すことが大切になります。
なので、わからない問題は、どんどんすっ飛ばしましょう。
2.教科書・資料集・用語集で知識を確認する
2のフェーズは、非常に大事です。
この作業を怠るとすべてが水の泡となります。
問題で問われた内容だけではなく、その周辺知識も確認できると良いです。
ただ、確認した知識を覚えようとする必要はありません。(めんどくさいし)
問題を繰り返し解いて、自然に知識が定着することを目指します。
特に、資料集と用語集を積極的に活用しましょう。
3.知識をノートにまとめるor声に出して説明する
細かい内容や、混同しそうな内容は、ノートにまとめたり、声に出して説明してみましょう。
書く・話す・聞くなどの動作を追加することで、より効率的な知識の定着を目指します。
例えば、
・1763年パリ条約と1783年パリ条約の違いをノートにまとめる。
・ロシア革命の流れについて、誰かに説明してみる。
みたいな感じです。
定着していない知識すべてをまとめようとすると、めんどくさいと感じる方も多いと思います。
自分にとって重要そうな知識を優先的にまとめましょう。
また、声に出して説明する作業は、論述問題の対策にも役立ちます。
4.1~3を繰り返す
3が終わったら、再び問題を解きましょう。
1~3を繰り返すことで、徐々に知識量が増えて、アウトレットにも慣れていくと思います。
まとめ
具体的な勉強法
- 何も見ないで問題集を解いて、丸付けをする。
- わからなかった・間違えた問題を中心に、教科書・資料集・用語集で知識の確認をする。
- 重要そう・混同しそうな知識は、ノートに整理する or 声に出して説明してみる。
- また、1~4のプロセスを繰り返す。
ここまで、世界史の参考書と具体的な勉強法について紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
少しでも、皆さんのためになることを祈ります。
勉強法や参考書選びは人それぞれですが、少しでも僕の経験を参考にしてくれたら嬉しいです。
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